●浜口さんの書評に関する2008/3/31のご本人のメールが見つかりました。下記133~135、3点を新規に

追加(2020/4/26追記)

----- Original Message -----        

From: "浜口" To:"BCC による連絡"

Sent:Monday, March 31, 2008 11:55 PM

Subject:平塚から<退任のお知らせと通信継続のお伺い>

   本日、辞令をいただき、三十余年にわたって務めてきた平塚市博物館学芸員の職を定年退職いたしました。長年にわたる励ましと力添えをありがとうございました。4月からは、神奈川大学平塚キャンパスで博物館学、地域の自然史などの授業をさせていただくことになりました。今後ともよろしくお願いいたします。 さて、本の紹介は自分のためにもなりますので、お許しの頂ける方には、これからも送らせていただきたいと考えました。引き続き受信を希望される方は、ご一報願えますでしょうか。また、ワード文書による添付を希望される方は、その旨をお書き添えください。

 

浜口前支部長のこと 

 浜口哲一さんが2010年、62歳という若さでご逝去されてから、かなり経過しています。1994年から2002年、日本野鳥の会神奈川支部の支部長を務められ、その功績は同支部の研究年報BINOS 2010年に「追悼 浜口哲一さんの足跡」に詳しく掲載されています。神奈川支部の会員の多くは浜口さんから指導を受け、今の私たちがあります。私の浜口さんの思い出はこちら。浜口さんはご自身が読まれた書籍の書評を、多くの方にメール配信されていました。亡くなられる2010/5の僅か1箇月前まで配信していました。これを読むと浜口さんの考え方、人柄の一端がよく理解できます。ここに浜口さんの遺志として掲載します。(当時、メールの転送はご自由にとありました。もう少し早くHPに掲載できればと思っていましたが、今回資料が揃いました)。ここに収録できているものは2007/7~2010/4の分(一部脱落がありますが約135編)です。

 

1・『たのしい野遊びカレンダー』(岩井明子ほか著/かもがわ出版)

2・『植物の生活型の話』(岩瀬徹著/全国農村教育協会)

3・『スナップ写真のルールとマナー』(日本写真家協会編/朝日新書)

4・『オオタカ観察記』(氏原巨雄著/文一総合出版)

5・『相模湾動物誌』(国立科学博物館編/東海大学出版会5

6・『割り箸はもったいない?』(田中淳夫著/ちくま新書)

7・『生物と無生物の間』(福岡伸一著/講談社現代新書)

8・『今絶滅の恐れがある水辺の生き物たち』(内山りゅう編/山と渓谷社)

9・『狐闇』(北森鴻著/講談社文庫)、『狐罠』(北森鴻著/講談社文庫)

10・『ホントに歩く大山街道』(中平龍二郎著/風人社)

11.・『地球史が語る近未来の環境』(日本第四紀学会編/東京大学出版会)

12・『大学博物館事典』(伊能秀明編/日外アソシエーツ)

13・『日本の野菊』(いがりまさし著/山と渓谷社)

14・『シダハンドブック』(北川淑子・林将之著)  『写真でわかるシダ図鑑』(池畑怜伸著/とんぼ出版)

15・『ザリガニの博物誌』(川井唯史著/東海大学出版会)

16・『とうきょうのカモたち(カモ・シンポジウム報告書2007)』(日本野鳥の会東京支部編)

17・『バードハウス』(井筒明夫他著/INAX出版)

18・『野の鳥は野に 評伝中西悟堂』(小林照幸著/新潮選書)

19・『シーボルト日本植物誌』(大場秀章監修解説/ちくま学芸文庫)

20・『しずおか自然図鑑』(静岡県立自然史博物館設立推進協議会編)

21・『日本語オノマトペ辞典』(小野正弘編/小学館)

22・『コウノトリの贈り物』(鷲谷いづみ編/地人書館)

23・『草原の科学への招待』(中村徹編/筑波大学出版会)

24・『フィールドガイド日本の野鳥』(高野伸二著/(財)日本野鳥の会)  『A Photographic Guide to the Birds of Japan and North-east Asia』(榛葉忠雄著/Christopher Helm)

25・『マルハナバチ』(片山栄助著/北海道大学出版会)

26・『博物館の仕事』(8人の学芸員著/岩田書院)

27・『生き物と共存する公園づくりガイドブック』(神保賢一路著/文一総合出版)

28・『ダック・コール』(稲見一良著/ハヤカワ文庫)

29・『苔とあるく』(田中美穂著/WAVE出版)

30・『標本の作り方 自然を記録に残そう』(大阪市立自然史博物館編著/東海大学出版会)

31・『寄生虫博士のおさらい生物学』(藤田紘一郎著/講談社+&文庫)

32・『クモの網』(INAX出版/INAXギャラリー企画委員会編)

33・『庭で楽しむ野鳥の本』(大橋弘一著/山と渓谷社)

34・『桜の雑学事典』(井筒清次著/日本実業出版社)

35・『土の匂いの子』(相川明子編著/コモンズ)

36・『三浦半島のおさかな雑学』(神奈川県横須賀三浦地域県政総合センター・神奈川県水産技術    センター編/東宣出版)

37・『植物1日1題』(牧野富太郎著/ちくま学芸文庫)

38・『骨から見る生物の進化』(ジャン=バティスト・ド・パナフィユー著/河出書房新社)

39・『進化で読み解くふしぎな生物』(北海道大学CoSTEPサイエンスライターズ著/技術評論社)

40・『アブラムシ入門図鑑』(松本嘉幸著/全国農村教育協会)

41・『ペダリスト宣言!』(斎藤純著/NHK出版生活人新書)  『銀輪の覇者』(ハヤカワ文庫/上下)

42・『蝶の道』(南孝彦著/ソニーマガジンズ新書)

43・『リンネと博物学(増補改訂)』(千葉県立中央博物館編)

44・『オタマジャクシハンドブック』(松井正文解説・関慎太郎写真/文一総合出版)

45・『日本食材百科事典』(講談社編/講談社+&文庫)

46・『釣魚識別図鑑』(小西英人著・中坊徹次編/エンターブレイン)

47・『龍とドラゴンの世界』(笹間良彦著/遊子館)

48・『深海のイール』(フランク・シェッツィング著/ハヤカワ文庫/上中下)

49・『富士山を汚すのは誰か』(野口健著/角川ONEテーマ21)

50・『海はゴミ箱じゃない』(眞淳平著/岩波ジュニア新書)

51・『海から来た植物』(中西弘樹著/八坂書房)

52・『イリオモテヤマネコ』(戸川幸夫著/ランダムハウス講談社文庫)

53・『消える日本の自然』(鷲谷いづみ編/恒星社厚生閣)

54・『アユと日本の川』(栗栖健著/築地書館)

55・『劔岳<点の記>』(新田次郎著/文春文庫/686円+税)  『神々の山嶺』(夢枕漠著/集英社文庫)

56・『地図もウソをつく』(竹内正浩著/文春新書)

57・『明日なき森林-カメムシ先生が熊野で語る・後藤伸講演録-』(熊野の森ネットワークいちいがしの会編)

58・『淡水産エビ・カニハンドブック』(山崎浩二著/文一総合出版)

59・『決定版日本の外来生物』(自然環境研究センター編/平凡社)

60・『自然保護教育論』(小川潔他著/筑波書房)

61・『基本がわかる野鳥eco図鑑』(安西英明著/東洋館出版社)

62・『野鳥の名前』(安部直哉・叶内拓哉著/山と渓谷社)

63・『鳥の形態図鑑』(赤勘兵衛著/偕成社)

64・『宮沢賢治のちから』(山下聖美著/新潮新書)

65・『草花遊び図鑑』(小林正明・小林茉由著/全国農村教育協会)

66・『ニホンカワウソ』(安藤元一著/東京大学出版会)

67・『金井弘夫著作集』(金井弘夫著/アボック社)

68・『かながわの自然観察おもしろ絵日記』(佐藤恭子著/神奈川新聞社)

69・『鳴く虫セレクション』(大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター編著/東海大学出版会) 70・『地球温暖化の予測は「正しい」か?』(江守正多著/化学同人)

71・『シーボルトの眼 出島絵師川原慶賀』(ねじめ正一著/集英社文庫)

72・『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています』(小林朋道著/築地書館)

73・『ハチのふしぎとアリのなぞ』(矢島稔著/偕成社)

74・『博物館への挑戦』(日高真吾・園田直子編著/三好企画)

75・『森林と人間-ある都市近郊林の物語』(石城謙吉著/岩波新書)

76・『フィールド版 落葉広葉樹図譜』(斎藤新一郎著/共立出版)

77・『ハチはなぜ大量死したのか』(ローワン・ジェイコブセン著/中里京子訳/文芸春秋)

78・『森の力-育む、癒す、地域をつくる』(浜田久美子著/岩波新書)

79・『生物多様性の日本』(森林環境研究会編著/朝日新聞出版)

80・『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』(鈴木知之著/文一総合出版)

81・『復刊自然の観察』(昭和16年文部省著作/農文協)

82・『クジラとイルカ』(山田格・大越和加総監修/偕成社)

83・『イワシはどこへ消えたのか』(本田良一著/中公新書)

84・『しでむし』(舘野鴻著/偕成社)

85・『カビの暮らし発見ガイド』(細矢剛・出川洋介・勝本謙著/全国農村教育協会)

86・『オトシブミハンドブック』(安田守・沢田佳久著/文一総合出版)

87・『もの思う鳥たち』(セオドア・ゼノフォン・バーバー著/笠原敏雄訳/日本教文社)

88・『環境を<感じる>』(郷康広・颯田葉子著/岩波書店)

89・『深海魚 暗黒街のモンスターたち』(尼岡邦夫著/ブックマン社)

90・『鳥の骨探』(松岡廣繁ほか著/NTS)

91・『身近な雑草のふしぎ』(森昭彦著/サイエンスアイ新書)  『野の花さんぽ図鑑』(長谷川哲雄著/築地書館)

92・『森林のはたらきを評価する』(中村太士・柿澤宏昭編著/北海道大学出版会)

93・『きのこの下には死体が眠る!?』(吹春俊光著/技術評論社)

94・『カラー版徹底図解 昆虫の世界』(岡島秀治監修/新星出版社)

95・『わたしの山の博物誌』(水越武著/新潮社)

96・『日本の希少鳥類を守る』(山岸哲編著/京都大学学術出版会)

97・『樹洞』(神奈川県立生命の星・地球博物館)

98・『地下水の科学』(日本地下水学会・井田徹治著/講談社ブルーバックス)

99・『モーリー』(北海道新聞野生生物基金)

100・『かながわの山に咲く花』(神奈川県自然公園指導員連絡会編著/銀の鈴社)

101・『自然はそんなにヤワじゃない』(花里孝幸著/新潮選書)

102・『ホタルの不思議』(大場信義著/どうぶつ社)

103・『ごみゼロへの道』(広瀬立成著/第三文明社)

104・『和暦で暮らそう』(柳生博・和暦倶楽部著/小学館)

105・『日本の家畜・家禽』(秋篠宮文仁・小宮輝之著/学習研究社)

106・『おどろきのクモの世界』(新海栄一・新海明著/誠文堂新光社)

107・『フジツボ 魅惑の足まねき』(倉谷うらら著/岩波書店)

108・『樹をめぐる旅』(高橋秀樹著/宝島SUGOI文庫)

109・『ゴルフ場は自然がいっぱい』(田中淳夫著/ちくま新書)

110・『環境を知るとかどういうことか』(養老孟司・岸由二著/PHPサイエンスワールド新書)

111・『地衣類のふしぎ』(柏谷博之著/サイエンスアイ新書)

112・『カワセミの子育て』(矢野亮著/地人書館)

113・『これからの日本の森林づくり』(四手井綱英・四手井淑子他著/ナカニシヤ出版)

114・『生物多様性のいまを語る』(岩槻邦男著/研成社)

115・『驚異!透明標本いきもの図鑑』(岩見哲夫ほか著/宝島社)

116・『たんぼのおばけタニシ』(大木淳一著/そうえん社)

117・『里の音の自然誌』(内田正吉著/エッチエスケー)

118・『絶滅した日本のオオカミ』(ブレット・ウォーカー著/浜健二訳/北海道大学出版会)

119・『海岸線の歴史』(松本健一著/ミシマ社)

120・『アリハンドブック』(寺山守解説・久保田敏写真/文一総合出版)

121・『おじさんの畑は、今日もにぎやか』(さげさかのりこ著/PHP研究所)

122・『カラスのお宅拝見!』(宮崎学著/新樹社)

123・『ドイツの自然・森の幼稚園』(ペーター・ヘフナー著/佐藤竺訳/公人社)

124・『琉球の蝶』(伊藤嘉昭著/東海大学出版会)

125・『まるごと日本の生きもの』(学研/木村義志ほか監修)

126・『わかる図鑑2 花木・公園の木』(金田洋一郎写真/八木下知子文/山と渓谷社)

127・『企業のためのやさしくわかる「生物多様性」』/枝廣淳子・小田理一郎著/技術評論社)

128・『アリの背中に乗った甲虫を探して』(ロブ・ダン著/田中敦子訳/ウェッジ)

129・『ミュージアム・フリークinアメリカ』(栗原祐司著/雄山閣)

130・『動物の値段』(白輪剛史著/角川文庫)

131・『みどりの市民参加』(木平勇吉編著/日本林業調査会

132・『鳥の自然史』(樋口広芳・黒沢令子編著/北海道大学出版会)

133・『苔とあるく』(田中美穂著/WAVE出版)

134・『標本の作り方 自然を記録に残そう』(大阪市立自然史博物館編著/東海大学出版会)

135・『寄生虫博士のおさらい生物学』(藤田紘一郎著/講談社+&文庫)          

                                                        以上